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ニュースリリース

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2015年12月22日

日立金属とフジテレビが4K非圧縮映像伝送の検証に成功
~100Gbps高速汎用ネットワークを活用~

日立金属株式会社

 日立金属株式会社(以下:日立金属)は、株式会社フジテレビジョン(以下:フジテレビ)と共同で、日立金属のイーサネット®*1スイッチ「APRESIA®(アプレシア)」*2と光伝送装置「XGMC®*3を用いた100Gbpsネットワーク上での4K非圧縮映像素材の伝送検証を行い成功いたしました。
 「APRESIA」シリーズおよび「XGMC」シリーズは通信キャリアにおける数多くの運用実績を有しております。日立金属では通信キャリアネットワークで培った知見や経験を生かし、高精細な映像を高品質に伝送する技術の進化に貢献するとともに、これからもお客さまのニーズにお応えする製品を市場に投入してまいります。
 なお、本検証で撮影した番組「楽しい4K講座」は、2016年1月3日(日)13時より、4K試験放送「Channel 4K」で放映される予定です。

 日本の地上テレビジョン放送は長年続いたアナログテレビジョン放送からデジタルテレビジョン放送へ移行し、放送のデジタル化が完了したことで、高精細なハイビジョン放送や双方向サービスなど、より高度な放送サービスの提供を可能にするインフラが構築されました。そのような中、このデジタル化のメリットを生かし、現在のハイビジョンの画面画素数の4倍を実現する4K および 16倍を実現する8Kと呼ばれる高精細な映像技術が注目を集めています。総務省で開催された「放送サービスの高度化に関する検討会」におけるロードマップ(2013年6月策定)では、4Kは試験放送:2014年、実用放送:2015年、8Kは試験放送:2016年、実用放送:2018年が示されています。また、4K、8Kの高精細技術は、デジタルシネマやデジタルサイネージなど幅広い分野への適用が期待されています。

映像伝送の概要

 映像の伝送方法は、視聴者への配信などを行うための「圧縮伝送」と、編集前の映像素材のやり取りなどを行うための「非圧縮伝送」に分類されます。非圧縮伝送には従来SDI*4などの映像専用の伝送規格が利用されていましたが、広帯域化、低コスト化、ケーブル数の削減などを理由に、汎用技術であるイーサネットの活用が注目されています。現在、4Kにおける非圧縮映像のフレームレートは60fps(1秒間に60枚のフレームを表示)が主流となっており、その場合に必要となるネットワーク帯域は12Gbpsとなります。

 今回の共同検証は以下の構成および特長で実施しました。

共同検証の構成および特長

  • 日立金属のイーサネットスイッチ「Apresia26004」 および 光伝送装置「XGMC-2016」を用いて100Gbpsネットワークを構成。
  • 4K非圧縮映像を2回線用いて計24Gbps(12Gbps×2回線)の伝送検証を実施。
  • 「XGMC-2016」のWDM*5機能を利用することで、フジテレビ メディアタワーと湾岸スタジオ間は1芯の光ファイバーで双方向通信を実施。
  • 「XGMC-2016」では100Gbpsでの信号劣化を克服するためにデジタルコヒーレント*6光伝送技術を採用。本技術を利用することで、無中継で約100km*7の伝送が可能。

共同検証の結果

 フジテレビメディアタワーと湾岸スタジオ間において2回線の4K非圧縮映像をフレームロスなく、低遅延で伝送されることを実証いたしました。

検証の構成図

フジテレビ メディアタワー、フジテレビ 湾岸スタジオ

Apresia26004およびXGMC-2016の外観写真

Apresia26004、XGMC-2016

 今回の共同検証で使用した「APRESIA」シリーズおよび「XGMC」シリーズは通信キャリアにおける数多くの運用実績を有しており、通信キャリアグレードを実現するためのさまざまな機能を実装しております。例えば50m(sec)以内で経路切り替えが可能な冗長化機能であるFCRP*8などは、通信キャリアのネットワークで必要とされる機能であり、それらキャリアグレードを実現する機能は、同じく高い伝送品質が求められる映像伝送ネットワークにも活用できると考えております。

 日立金属では通信キャリアネットワークで培った知見や経験を生かし、高精細な映像を高品質に伝送する技術の進化に貢献するとともに、これからもお客さまのニーズにお応えする製品を市場に投入いたします。

 なお、本検証で撮影した番組「楽しい4K講座」は、2016年1月3日(日)13時より、4K試験放送「Channel 4K」で放映される予定です。

関連リンク

(リンク先は本件掲載時点の情報であり、予告なく変更になる場合があります。)

  • *1 イーサネット、Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
  • *2 APRESIAは、日立金属株式会社の登録商標です。
  • *3 XGMCは、日立金属株式会社の登録商標です。
  • *4 SDIは、Serial Digital Interfaceの略です。
  • *5 WDMは、Wavelength Division Multiplexing の略で「波長分割多重」のことです。
  • *6 デジタルコヒーレントは、光ファイバー通信に超高速デジタル信号処理を適用することで、長距離・大容量通信を実現する技術です。
  • *7 伝送距離は、SMFにおいて、損失を0.2dB/km、波長分散量を20ps/nm/kmとした場合の計算値です。
  • *8 FCRPは、Fast CCM Ring Protectionの略で「高速冗長化機能」のことです。
  • * その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

本件に関するお問い合わせ先
■報道関係のお問い合わせ先
日立金属株式会社
コミュニケーション部
吉原
Tel:03-6774-3073
■製品・サービスに関するお問い合わせ先
日立金属株式会社
電線材料カンパニー 情報システム統括部
水谷、高橋
Tel:03-6774-3674
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