第2編
管理運用

ブザーおよびアラームLEDによる障害通知の機能説明

NP3000(1.09.01以降)、NP2100、NP2000、およびNP2500では、ブザーおよびアラームLED(ALM LED)を有効にすると、ループ検知機能やストームコントロール機能で障害を検知したときに、それぞれブザーおよびアラームLEDの動作で障害を通知できます。

NP4000では、アラームLEDを有効にすると、ループ検知機能やストームコントロール機能で障害を検知したときに、アラームLEDの動作で障害を通知できます。

注 意

NP7000およびNP5000では、ブザーおよびアラームLEDによる障害通知を使用できません。

注 意

NP4000では、ブザーによる障害通知を使用できません。

ブザーおよびアラームLEDの有効化

ブザーを有効にするには、まず装置全体に対してalarm buzzer global enableコマンドを使用します。次に、インターフェースに対してalarm buzzer state enableコマンドを使用して、ループ検知時またはストーム検知時にブザーによる通知が動作するように設定を有効にします。ブザーの動作時間を設定するには、alarm buzzer durationコマンドを使用します。ブザーの動作タイプを設定するには、alarm buzzer beep-typeコマンドを使用します。

アラームLEDを有効にするには、まず装置全体に対してalarm warn-led global enableコマンドを使用します。次に、インターフェースに対してalarm warn-led state enableコマンドを使用して、ループ検知時またはストーム検知時にアラームLEDによる通知が動作するように設定を有効にします。アラームLED動作時間を設定するには、alarm warn-led durationコマンドを使用します。

補 足

NP2100、NP2000、およびNP2500でbuzzerまたはwarn-ledを指定しないコマンド(alarm global enableコマンド、alarm state enableコマンド、alarm durationコマンド)を使用した場合は、ブザーとアラームLEDの両方に対して設定されます。

ブザーおよびアラームLEDの手動操作

ブザーが鳴動している、またはアラームLEDが点滅している状態で、設定した動作時間を待たずに手動で動作を停止するには、以下のコマンドを実行します。

debug alarm buzzer testコマンド

鳴動しているブザーが停止します。

debug alarm warn-led testコマンド

点滅しているアラームLEDが消灯します。本コマンドはインターフェースを指定できます。

補 足

debug alarm buzzer testコマンドまたはdebug alarm warn-led testコマンドを実行する前に、ループおよびストームを解消してください。

補 足

ループまたはストームを認識してアラームLEDが点滅しているときに、debug alarm warn-led testコマンドで点滅を消灯させる場合は、インターフェースを指定してください。

補 足

debug alarm testコマンドは、装置のブザーとアラームLEDを任意のタイミングで動作させることもできます。コマンドを一度入力するとブザーとアラームLEDの両方または指定した一方が動作し、もう一度同じコマンドを入力すると動作が停止します。アラームLEDのみ動作させる場合には、ポートまたはチャネルグループIDも指定できます。

ループ検知機能による障害通知

ループ検知機能によってループを検知した場合、ブザーおよびアラームLEDによって通知できます。ループを検知したポートがerr-disabled状態になっても、ブザーおよびアラームLEDは動作し続けます。ブザーおよびアラームLEDは、以下のトリガーによって停止するまで動作し続けます。

  • alarm buzzer durationコマンド、alarm warn-led durationコマンドで設定した時間が経過した場合
  • ループ検知機能によるループ検知状態が解消された場合
  • debug alarm buzzer testコマンド、debug alarm warn-led testコマンドによって、手動で停止した場合

ストームコントロール機能による障害通知

ストームコントロール機能によってストームを検知した場合、ブザーおよびアラームLEDによって通知できます。ストームコントロールによる帯域制限が動作している間は、ブザーおよびアラームLEDは動作し続けます。ブザーおよびアラームLEDは、以下のトリガーによって停止するまで動作し続けます。

  • alarm buzzer durationコマンド、alarm warn-led durationコマンドで設定した時間が経過した場合
  • ストームが解消され、ストームコントロールによる帯域制限が解除された場合
  • ストームコントロール機能のアクションをshutdownに設定している場合に、ストームを検知したポートがシャットダウン(err-disabled状態に変更)された場合
  • debug alarm buzzer testコマンド、debug alarm warn-led testコマンドによって、手動で停止した場合

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