第2編
管理運用

DHCP Auto Configurationの機能説明

DHCP Auto Configurationを有効化すると、装置起動時にVLAN 1インターフェースは自動的にDHCPクライアントになります。装置は、DHCPサーバーからIPアドレスを取得する際に、TFTPサーバーのIPアドレスと構成情報ファイル名も取得します。取得したTFTPサーバーのIPアドレスと構成情報ファイル名を基に、装置はTFTPサーバーから構成情報をダウンロードし、その構成情報で装置を起動できます。

構成情報ファイル名は、DHCPメッセージにDHCPオプション67(Bootfile name)が付与されている場合は、その値が適用されます。DHCPオプション67が付与されていない場合は、fileフィールドの値が適用されます。fileフィールドにも値が入っていない場合は、DHCP Auto Configurationプロセスは中断されます。

TFTPサーバーのIPアドレスは、「DHCPオプション150(TFTP Server Address)のIPアドレス(複数可、最大3個)」「siaddrフィールドのIPアドレス」の順番で、構成情報ファイルのダウンロードが成功するまで順次適用されます。いずれも失敗した場合は、DHCP Auto Configurationプロセスは中断されます。

構成情報ファイルを正常に取得できず、DHCP Auto Configurationプロセスが中断された場合は、startup-configとして指定されていた構成情報が適用されます。

DHCP Auto Configurationを有効化するには、autoconfig enableコマンドを使用します。

補 足

構成情報を保存し、装置を再起動するまでは、DHCP Auto Configurationは有効になりません。

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