レイヤー3ライセンスの有効化
NP7000、NP5000、およびNP3000で以下のレイヤー3の機能を利用する場合、レイヤー3ライセンスの有効化が必要です。なお、スタック構成でレイヤー3ライセンスを有効にして使用する場合、マスター装置を含むすべてのメンバー装置で有効にする必要があります。
- IPv4マルチキャスト/IPv6マルチキャスト
- OSPFv2/OSPFv3
- ポリシーベースルーティング
- PIM/IPv6 PIM
- ルートマップ
- RIP/RIPng
- スタティックルート(IPv4のデフォルトルート1個と、IPv6のデフォルトルート1個を除く)
- VRRPv2/VRRPv3
- VRF-Lite
レイヤー3ライセンスを有効化するには、ライセンスキーを指定してlicense l3 keyコマンドを使用し、装置をrebootコマンドで再起動してください。
ライセンスキー[E54E8E80C47AECAC9CDF]を指定してレイヤー3ライセンスを有効化する例を、以下に示します。
sw1> enable sw1# license l3 key E54E8E80C47AECAC9CDF Success. Please reboot the device to activate the license. sw1# reboot
レイヤー3ライセンスが有効なNP7000(機器レビジョンB)の、1.07.02以前のファームウェアでの使用は未サポートです。1.07.02以前のファームウェアで起動した場合、レイヤー3ライセンスが無効になり、レイヤー3ライセンスが必要な機能を使用できません。
レイヤー3ライセンスが有効なNP5000(機器レビジョンB)の、1.07.02以前のファームウェアでの使用は未サポートです。1.07.02以前のファームウェアで起動した場合、レイヤー3ライセンスが無効になり、レイヤー3ライセンスが必要な機能を使用できません。
ライセンスキーは装置ごとに異なります。ライセンスキーは紛失しないよう管理してください。
スタック構成でレイヤー3ライセンスを有効にする場合は、スタックを構成する前に各装置が単体で起動している状態でレイヤー3ライセンスを有効にしてから、スタックを構成してください。
factory-defaultパラメーターを指定してreset systemコマンドを実行した場合は、レイヤー3ライセンスも削除されます。
レイヤー3ライセンスの有効/無効にかかわらず、NP7000、NP5000、およびNP3000では、VLAN間のレイヤー3中継が可能です。VLAN間のレイヤー3中継は無効にできません。
NP4000では、VLAN間のレイヤー3中継が可能です。VLAN間のレイヤー3中継は無効にできません。
NP2100およびNP2000では、VLAN間のレイヤー3中継が可能です。NP2100の1.09.05/1.10.02以降、NP2000の1.09.05以降では、VLAN間のレイヤー3中継を無効にするコマンドをサポートしています。それより前のバージョンでは、VLAN間のレイヤー3中継は無効にできません。
NP2500では、VLAN間のレイヤー3中継はできません。
NP7000、NP5000、およびNP3000でレイヤー3ライセンスが無効な場合でも、IPv4のデフォルトスタティックルートとIPv6のデフォルトスタティックルートを、それぞれ1つずつ設定できます。
NP4000、NP2100、NP2000、およびNP2500は、スタティックルートのみ設定できます。なお、レイヤー3ライセンスは必要ありません。