ニュースリリース

ネットカムシステムズとAPRESIA Systems、
IPカメラの異常状態を検出し自動復旧させる技術の連携検証に成功

株式会社ネットカムシステムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉原和幸、以下、ネットカム社)とAPRESIA Systems株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 藤本 司郎)は、ネットカム社の販売する「KxViewPro」、「NCPOP」と、「APRESIA Systems製AN-Tracker(以下、AN-TR)」の連携により、ネットワーク内に発生したIPカメラの異常状態を検出し、管理者の操作を加えることなく、自動的に復旧させる技術の連携検証に成功したことを発表致します。

今回の検証では、ネットカム社製のNCPOPによる異常ログの検知をきっかけに、AN-TRがLogを解析し、システム内のARP/FDB情報と突合させることで、どのスイッチの、どのポートに被疑個所が接続されているかを、自動的に割り出します。その後、対象スイッチの対象ポートのPoE給電機能をOFF→ONすることで、異常状態のIPカメラをリブートさせ、異常状態を正常に戻すことが可能です。

この技術を用いることで、IPカメラの異常箇所の早期特定や一次切り分けが可能になり、ダウンタイムの低減に繋がります。また、無人の遠隔拠点に設置されたIPカメラにおいては、保守要員の派遣の回数低減に繋がるなど、全体のコスト低減にも寄与します。

今後も、APRESIA Systems株式会社は、IPカメラを用いたネットワークを、必要なパフォーマンスを低コストで実現し、よりよいネットワーク環境を提供してまいります。

検証構成

対象 内容
KxView
Pro
(NCPOP)
出力ログ
出力ファイル C:\NetCam\NCPOP\LOG\20190508.log
リセット対象ログ NCPOPが各カメラに対して1-2分間隔でPing監視を実施し、カメラフリーズ等で応答が得られなかった場合に出力されるログメッセージ。
2019/05/08 14:58:02 : カメラ接続エラー:IPカメラ2:192.168.0.39
2019/05/08 15:00:02 : カメラ接続エラー:IPカメラ1:192.168.0.51
AN-Tracker 対象スイッチ コアSW:Windows10 PC
エッジSW : APLGM124GT-PoE
Syslogトリガ リセット対象ログの "カメラ接続エラー" をトリガとして設定。
\u30ab\u30e1\u30e9\u63a5\u7d9a\u30a8\u30e9\u30fc.*:(?(([1-9]?[0-9]|1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5])\.){3}(1[0-9]{2}|2[0-4][0-9]|25[0-5]|[1-9]?[0-9]))
検証項目 結果
AN-Tracker単体 AN-Tracker GUI操作による端末サーチ
AN-Tracker GUI操作によるIPカメラ再起動
KxViewPro(NCPOP)
連携
KxViewPro (NCPOP)が検知したIPカメラの異常をトリガとして自動的に当該IPカメラを再起動
※IPカメラの異常は、APLにACL設定(NCPOPからの監視不通)を行うことで疑似的に再現。

※今回は連携検証が目的であるため5/8に作成されたログファイル名で実施しました。実際に運用するためには、ログファイル名は一義的に識別出来るようにする必要があります。

※AN-Trackerは、syslogトリガ設定において日本語(2バイトコード)に対応していないためユニコード変換した値を設定する必要があります。

KxViewProについて

録画再生ソフトの「KxViewPro」をお使い頂ければ、最大64台までのネットワークカメラで同時に録画・再生が可能です。また、999台までのカメラを登録し、任意のカメラを選んで一括でライブ表示しながら監視できます。マルチベンダー対応の利点を活かし、現場にある様々なメーカーの監視カメラ環境を、KxViewProを導入することで最適化することが可能です。
お客様のご要望を10年以上反映し続けてきており、どなたでも扱いやすく、より効率的に、長く安心してご利用頂けるソフトウェアとなっております。

NCPOPについて

KxViewProのオプションの一つである死活監視ソフトの「NCPOP」をお使い頂ければKxViewProで利用しているカメラ、録画サーバ等のネットワーク接続を定期的に調べることが出来ますので、接続不良が発生した場合はユーザーに分かりやすく画面上にテキストポップアップ表示が可能です。

株式会社ネットカムシステムズについて

ネットカムシステムズは「情報技術革命で人々を幸せに」を企業理念に掲げ、100%自社開発のソフトウェアを多くのお客さまにお使い頂いております。KxViewProシリーズのパッケージ販売~お客様のご要望に沿ったカスタマイズも行っておりますので、お気軽にお問合せください。

APRESIA Systems株式会社について

APRESIA Systems株式会社は、国内に本社を持つ、L2/L3スイッチ「APRESIAシリーズ」を中心とした情報ネットワーク機器を製造・販売するメーカーです。長年培った技術に磨きをかけ、高度化する通信技術に対応しつつ、情報システムという社会に必要不可欠なインフラへ更なる付加価値を提供することで、お客様の発展を支えてまいります。

本件に関するお問い合わせ先

■ 製品・サービス関係窓口

APRESIA Systems 株式会社
企画本部 ビジネス開発部 岸本
Tel:03-6369-0401

■ 報道関係窓口

APRESIA Systems 株式会社
企画本部 経営企画部 中筋
Tel:03-6369-0391

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