【P4言語で書かれたアプライアンス用ソフトウェア】

ネットワークパケットブローカー

AP4-GTP-pBroker

モバイル技術の進展やコンピューティングリソースのクラウドシフトにともない日々増加していくネットワークのトラフィック量。通信幹線のインフラと同様に、管理・監視を目的としたシステムツールにかかる負担も大きくなる一方・・・。

そんな課題に悩まれているサービスプロバイダ―のシステム運用ご担当者様にお薦めなのが、この度当社よりリリースした、ネットワークパケットブローカー AP4-GTP-pBrokerです。

ネットワーク・パケットブローカーとは?

ネットワークからタップなどで分岐したトラフィックを、セキュリティツールやモニタリングツールなどへ送る手前で最適化し、必要な情報に絞り込むことでツールの負荷を軽減するなどの機能を持ったフィルタリングスイッチです。

ネットワークパケットブローカー構成図

ネットワークパケットブローカー構成図

AP4-GTP-pBrokerの特長・用途

ネットワークパケットブローカーの基本機能に加え、データプレーンをプログラミングする手法として近年注目されているP4言語と、データプレーン性能を生かした、より高性能なパケット処理を実現。プログラムの変更により、5G通信のサポートなど将来の拡張にも、柔軟に対応します。

主な用途としては、4G/LTE網における特定のユーザ群のトラブルシュートやパフォーマンス監視などを想定しており、制御通信(GTPv2-C)をメッセージタイプやIMSI(ユーザ識別情報)等を基にフィルタリングすることで、解析に必要な分量のトラフィックデータだけを解析サーバーに送るため、解析システムのパフォーマンスを向上させます。

AP4-GTP-pBrokerの動作環境

アプライアンスとして、インテル® Tofino™を搭載したEdgecore社製WEDGE100BF-32Xをご利用いただけます。

Edgecore社製WEDGE100BF-32X
WEDGE100BF-32X
型式:WEDGE100BF-32X
Edgecore社製WEDGE100BF-32X インターフェイス

WEDGE100BF-32Xの詳細製品ページはこちら

GTP制御通信とデータ通信を相関分析:イメージ図

P4言語とは?

通常のスイッチがコントロールプレーンを通してデータプレーンを制御するところ、P4言語を用いたプログラマブルスイッチでは、データプレーンの振る舞い自体もプログラミングすることが可能になります。

P4はProgramming Protocol-independent Packet Processorsに由来するプログラム言語であり、P4 Language Consortiumという団体が仕様を公開・管理しています。https://p4.org/

通常のスイッチとP4プログラムスイッチの比較イメージ

出典:https://p4.org/p4-spec/docs/P4-16-v1.2.0.html

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