光伝送装置
機能紹介
Feature 1イーサネットOAM(CFM)機能
CFM(Connectivity Fault Management)方式のイーサネットOAMは、ITU-T Y.1731、IEEE 802.1agで規定されているネットワーク管理運用規格です。 上記規格をサポートした機器同士での回線連続監視、ループバック試験、障害箇所情報などのネットワーク管理を実施することが可能となります。
代表的な管理機能
- CC(Continuity Check):管理ポイント間の接続性チェック
- LB(Loop Back):ループバック試験機能(レイヤー2のping機能)
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、XGMC-2101Xシリーズ、XGMC-2101LDWシリーズ、GMC-2101シリーズ
Feature 2FLR(Fast Link Relay)機能
FLR(リンクステータス中継機能)は、回線に障害が発生したとき、自動的に対応するUSERポートのリンクをOFFし、素早く接続機器(スイッチングハブ・ルーターなど)に伝送路の障害発生を伝達する機能です。
障害を検出した接続機器は、リダンダント経路への切り替えなどにより、障害の影響を最小限に抑えることができます。
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、 XGMC-2101Xシリーズ、XGMC-2101LDWシリーズ、 GMC-2101シリーズ
Feature 3アクセス回線管理機能
アクセス回線管理機能は、光ファイバーや遠隔側装置の管理・監視のために、IEEE 802.3ah EFM(Ethernet First Mile)およびITU-T G.986で規定されている管理運用規格です。
EFMでは、対向装置の認識、光ファイバーの経路状態確認、障害通知(Link Fault、Critical Event、Dying Gasp等)のための方式が規定されています。
G.986では、リモートユニットに対する状態監視・コンフィグ設定・操作などの方式が規定されています。
EFM・G.986いずれの方式も、ユーザー通信と同じ光ファイバー上で管理通信用のイーサネットフレームを送受信するのが特徴です。
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、 XGMC-2101Xシリーズ、XGMC-2101LDWシリーズ、 GMC-2101シリーズ
Feature 4ビットエラーレート監視機能(BER)
ビットエラーレートを測定する機能です。
回線品質劣化時はSNMP Trap及びログへの記録が可能です。
Ethernet符号/OTN符号の監視により、
長距離伝送前後のユーザー信号のBERを測定
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、 XGMC-2101Xシリーズ、 XGMC-2101LDWシリーズ、 GMC-2101シリーズ
Feature 5順方向エラー訂正(FEC)機能
順方向エラー訂正(FEC:Forward Error Correction)は、長距離の光ファイバー伝送路で発生する、信号劣化によるビット誤りを訂正する機能です。ITU-T*勧告G.709で規定された光伝送網向けのフレームデータに付加されたFEC符号を元に、受信側で誤りを検出しリアルタイムに訂正します。
*ITU-T:International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector国際通信連合・通信標準化部門
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、 XGMC-2101LDWシリーズ
Feature 6デジタルコヒーレント機能
デジタルコヒーレント機能は、高ビットレートの長距離伝送を行うための機能です。本機能を搭載した装置は、受信側で発生させたレーザー光(ローカル光)と、対向から送信された信号光を干渉させることにより、微弱な受信信号を強調します。さらにデジタル信号処理により、偏波分散などの補正を行います。
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ
Feature 7ループバックテスト機能
長距離伝送ポート間の伝送路状態をチェックする機能です。
対向装置をループバックテストモードに設定し、送信したテストフレーム数と受信したテストフレーム数の一致を確認します。
ループバックテスト中は、テストフレームの流出を防止するために、各USERポートのリンクを自動的にOFFにします。
ループバックテストの実行は、コマンドラインインターフェースで行います。また、結果はコマンドラインインタフェース・LED・ログで確認可能です。
▶ 対応機種: XGMC-2016シリーズ、 XGMC-2101Xシリーズ、 XGMC-2101LDWシリーズ、 GMC-2101シリーズ